学びの365日

錫杖寺では弘法大師の再来と言われた印融法印ゆかりの寺院であり、談林所として多くの学僧の教育へ力を入れてきました。その伝統は現在の錫杖寺まで引き継がれ、御詠歌や寺子屋などを中心に多くの学びを求める人々の中心となっています。

~過去を知り・今を学び・未来へ活かす

365日の錫杖寺の学びをご紹介します

過去からの学び

お釈迦さまより伝わる仏の教え、お大師さまより伝わる真言宗の教えを学び、日々の生活を振り返ります。

錫杖寺の写経会(年1回)・写仏会(年1回)は仏さまの教えを学び、身近に感じ流ことができます。

過去から学ぶことはとても大切なことです。錫杖寺の「写経会」では『般若心経』を書きます。また「写仏会」では、十三仏を毎年順番に描いていきます。共通することは、まず「写経会」ではお経を書き写すだけでなくお経の内容などを学びます。次に「写仏会」では描いている仏さまのことを学びます。

身近な「写経」や「写仏」ですが、お寺でないと学べないことがあります。多くの仲間と仏さまの教えを学ぶこと、お寺だからこそできる学びを実感できることでしょう。

今の学び

今を安らかな心で生きるためには仏さまのご功徳が必要です。今この瞬間も仏の教えを学ぶことで生きる力を身につけます。

(行事などで変更になる場合もあります)

(随時講員を募集しておりますのでお気軽にお問合せください)

詳細は錫杖寺までお問い合わせください

今を学ぶことは安らかで豊かに生きることに繋がります。錫杖寺では真言宗の瞑想である「阿字観」を通して自己を見つめる時間を大切にしています。さらには、ヨガや仏像彫刻を通して仏さまや自身の心と向き合う時間を大切にしてほしいと願っています。忙しい世の中では心が休まる時間を見つけることは困難です。集中して自分の心を知ることで安らかな心を身に付けます。

また「御詠歌」は仏さまを称えた歌で、七五調でお唱えするためとても身近に感じるだけでなく、仏さまの教えなどを歌いながら身に付けることができます。

未来への学び

豊かな心で未来を生きるためには少しでも仏さまの教えを身近に感じることが大切です。

かつて談林所として多くの修行僧や学僧を輩出した錫杖寺は、現在も子どもたちの教育に力を入れています。

錫杖寺では、談林所の原点に戻り「寺子屋」として子どもたちへの教育に力を入れています。現代では技術の進歩により数十年前に不可能だったことも可能になり、これからも技術の進歩は続くでしょう。しかし、実際にお寺で学ぶことやお寺に泊まることなどは、いくら技術が進歩しても不可能で貴重な体験です。

普段とは違う生活の中で、多くの仲間と共に仏さまの教えを学び、未来へと活かしていきます。